5年前のVAIOにWindows10をインストールして現役復帰

Windows10が正式にリリースされたので、テストマシンにクリーンインストールしてみた。
特に何の問題も発生せず、すんなりと動いた。

ただ、実際に、使い込んでみるヒマはないので、
夏休みに遊んでみようと思い立った。

なんせ、夏休みなのに、ヒマ && 出かける気力なし && お金なしなので、
Windows10でヒマつぶしと考え、社内に放置されていた5年前のVaioを借りて休みに突入した。


2010年購入のVaio Z(VPCZ11)のスペックは、

  • 128GBのSSD2つをRaid0構成で256GB
  • 8GB Memory
  • DVD Drive

 (当時1600x900の画面は美しかった)

  • Blue tooth
  • SDカードスロット
  • Merory Stick
  • 内蔵カメラ


で、5年前だと相当先進的。
今だと、普通????


ドライバーがあるか調べてみたが、
別会社になったとは言え、Sonyさん曰く


www.gizmodo.jp


で、このVaioについては、Windows10のDriverが出るみこみはないようです。



まあ、

・ヒマつぶしだし、
・最悪、どうにもならない場合はWindows7に戻す。

つもりで、トライしてみた。

1.インストールメディア作成

Windows 10

で、USBのインストールメディアを作成した。

2.キーの取得

クリーンインストールの場合、インストール中にキーの入力が必要だったので、
MSNDのサブスクリプションのページにアクセスして、Windows10のキーを取得した。

3.インストール

USBをVaioに刺して、ブート。
SSDをフォーマットして、クリーンインストール

大して時間がかからず、完了。

4.Windows10でブート。

ほとんどのハードウェアが問題無く動作してる・・・・・・

動いていないのは、

  • Blue tooth
  • NVIDIAのVideoドライバー


それ以外は、

  • 内蔵のカメラ
  • 指紋認証センサ
  • タッチパッド
  • SDカードスロット
  • Intelの内蔵GPUで1600x900表示
  • イーサーネット
  • USB

など、問題なく動作した。


「Windows10、スゲー!!」

5.デバイスマネージャー

・黄色い三角のビックリマークがついているのは、

  • ディスプレイアダプタ
  • ほかのデバイス
    • 基本システムデバイス
    • 不明なデバイス

の3つだけ。


 Videoドライバーは、nVIDIAと分かっているので、他の2つを右クリックして[プロパティ]-[詳細]-[ハードウェアID]で調べて見た。

基本システムデバイスは、

PCI\VEN_1180&DEV_E230&SUBSYS_905A104D&REV_00

で、RicohのMemory Stick用だと判明。Memory Stick持っていないのでパス。

不明なデバイスは、

ACPI\SNY5001\4&17D680D6&0

で、「SNY5001 is the 'Sony Notebook Control Driver' which is part of the driver called "SFEP" - Sony Firmware Extension Parser.」らしい。


この2つについては、Sonyのサポートページから、Winodow7 64bit用Driverをダウンロードしてインストールしてみたが、ダメでした。

6.nVIDIA

内蔵GPUよりは、性能が良いと思うので、Google先生に聞いてみた。

すると、先人がいらっしゃいました。

tonojie.hatenadiary.jp

VAIO Z VPCZ1 のグラフィクス機能を Optimus Technology を用いて動かす。 | みむらの手記手帳


書いてある通りにやると、無事に「NVIDIA GeForce GT 330M」を認識しました。
いろいろと調べていただいて、本当にありがとうございます。

7.Blue tooth

Sonyのサポートページから、「 VAIO® Peripherals Metadata Update 」をインストールして、いろいろとやっていると、いつの間にかデバイスマネージャーの頭に例の、Bマークが出ていました。

設定のデバイスの追加で、Blue tooth ヘッドホンを探してみると、繋がりました。



以上で、使うハードウェアは全て認識されて、誰も触っていない5年前のVaioが甦りました。



Windows10のインストールが完了したので、必要なアプリケーションをインストールしてみました。

インストールしたアプリケーション

セキュリティソフト
  • ESET Smart Security
日本語入力
  • ATOK2015
ブラウザ

ディフォルトは、Egeのままで、

クラウド関連

One Driveは入っていたので、

エディタ
開発関連
IDE
  • Visula Studio 2015
  • Eclipse
  • PhpStorm
  • Pycharm
メディア再生
ターミナル
  • RLogin
  • Cmder
圧縮・解凍
  • WinRAR


すべて問題無く動作しています。


最後に大失敗

Windowsと言えども、弄れるところは、いじりたい。

起動時のロック画面の背景は、設定から変更できる。
ただ、ログオン画面の背景が設定のどこにもない。


Google先生に聞いてみると、この画面はハードコードしているようで
Windows7のときのようなレジストリの書換ではムリなようです。

英語のサイトにしか情報がなかったのですが、

github.com

を使えとありました。


Githubにソースがあったので、クローンを作成してVSで開いてみました。
ざっと見たところ、やはりレジストリの書換だけでは対処できないようです。


VaioにVS2015をインストールする前だったので、コンパイルしてVaioに渡すのはメンドウと思い、
バイナリをダウンロードして、実行してみました。

使いたい画像ファイルを指定して、OKボタンをクリックするだけなので、簡単に終わりました。、


再起動すると、

 ロック画面が1秒ほど出て、
 ブラックアウト、
 すぐにロック画面が出て、
 また、ブラックアウト

を繰り返します。


日本語版とは、書き換える位置が違うのでしょうか?


仕方ないので、インストールUSBを刺して再起動後、
[コンピューターを修復する]-[トラブルシューティング]-[システムの復元]
を試して見ました。

nVIDIAのドライバーをインストールする前に、Windows10が自動で復元用のイメージを作成してくれていたようで、その時点まで戻ることができました。


日本語版を使っている人は、絶対に使わないように・・・・!


まとめ

以前だと、新しいWindowsが出ると、それまで使っていたPCにインストールすると性能不足で使えなかった。

CPU、Videoカードやストレージのスピードなど、4~5年前のPCはリプレース対象でしかなかった。
でも、今回は、5年前のNotePCが、何のストレスもなく使えている。

ムーアの法則も限界か・・・・